株式会社花和産業のお仕事

横須賀市の「注目のお仕事」

株式会社花和産業

横須賀市野比3-30-26NNビル

株式会社花和産業の求人情報

※採用状況により公開されていない場合もあります。ご了承ください

公共工事と民間企業との取引。
二本柱で、15年間、無借金経営!

事業活動を通して、顧客に安全と安心を提供する――。花和産業は自社のミッションをこう定義します。下水道の整備や崖地・海岸・河川の安全対策工事、駅の改築工事など。毎日、多くの人が利用する場所や施設を、確かな技術と誠実な対応で守りつづける企業です。

トンネル工事で培った技術で
下水道工事に強みを発揮

京浜急行のYRP野比駅から徒歩約15分。その急な勾配から「尻こすり坂」と呼ばれる坂を越えて、重機の駐車場を過ぎると見えてきた真新しい建物。2016年11月に竣工された、花和産業グループの本社社屋です。
「2017年で設立45年。特にそれを意識したわけではないのですが、そろそろ新しい社屋を建てようか、という話になりまして。もちろん、自社で施工しました」と説明してくれたのは、代表取締役社長の永井福男さん。

設立45年の花和産業ですが、創業となると永井さんの祖父の代まで遡ります。永井さんの祖父は鹿島建設直営の施工班として1944年に独立、福島県の奥只見ダムや安積流水の建設に従事しました。その後を永井さんの父親が継ぎます。

「父はトンネル職人でした。私も小学生の頃から、工事に使うビニール袋に砂を詰める作業などを手伝っていました」

トンネル工事で蓄積した高い技術力を背景に、下水道工事に進出。花和産業設立後は、神奈川県横須賀土木事務所や横須賀市役所の公共工事の数々を手がけてきました。

公共事業+民間企業との取引。
2本の柱で、経営の安定を図る

現在、横須賀市では下水道がほぼ100%普及しています。そこで、新たに力を入れているのが、下水道のリニューアル工事。更生工事と呼ばれるこの分野には横須賀市も力を入れているのですが、施工できる業者は限られています。

「工事に必要な機械が1セット7000万円ぐらいするんですよ。横須賀市内では当社ともう1社ぐらいしか、その機械を持っていないんです。また、横須賀は崖地が多いので法面工事も多く発生するのですが、当社はその分野にも強い。そのため公共工事の受注は多いですね」と、永井さん。しかし「公共工事だけに頼る経営ではいけない」とも。

「入札制度はくじ引きなので、どうしても運に左右される部分があります。受注機会を増やすためにグループ会社を作り3社体制でやっていますが、それと同時に民間の仕事も増やしていきたい。現在は京急建設様とお付き合いをさせていただいていて、金沢八景駅の改築工事などに協力させていただいています」

会社で一番大切なのは「人」。
報酬も、やりがいも大きな会社をめざす

永井さんは代表取締役社長に就任した2005年からずっと、設備投資や民間企業との取引など、積極的な経営戦略をとっています。しかし、基本にあるのは手堅さ。松下幸之助氏の「ダム経営」(=ダムに水をためるように、経営にも蓄えを作る)を念頭に、資金も人材も設備も7割で稼働させるように心がけていると言います。

「実際にやろうとすると難しいのですが、増資も設備投資も自己資本でまかなえています。そして15年間、銀行をはじめとした金融機関からお金を借りていない。これ、ちょっと自慢です(笑)」

堅実な経営は、従業員の安心感につながります。「会社で一番大切なのは、人ですから。機械で増やせる作業量はたかが知れていますが、人はやる気を出せば無限の力が出ます。経営者として会社の経営を安定させて、従業員には安心して働き続けてもらいたいし、給与やボーナスもしっかりと、周りの企業と比較しても十分に満足できるような額を出せるように努めています」と永井さん。

しかし、「人はお金だけでは、満足できない」とも言います。「やりがいや、会社にいる価値を感じられることも大切。そのため社員教育には力を入れています。また、お客様に評価されることが一番のやりがいにつながるので、いつもきちんとしたよい仕事ができる体制を整えるように心がけています」

アットホームで、成長できる職場。
お客様の喜ぶ姿が最大のやりがいに

工事主任の山田恭兵さんも、「確かに、お客様に褒めていただけるのは嬉しいですね」と言います。

「できあがったものを見たお客様や役所の担当の方から、きれいですね、とか、ありがとう、と言っていただけると、よし、次も頑張ろうと、やる気がアップします」
山田さんの仕事は、現場監督。工程や安全、品質などを管理する仕事です。高校で建築を学び、花和産業に入社して13年。最初は分からないことだらけだったという山田さんも、今では中堅社員。でも「まだ知らないことがたくさんある」と言います。現在は、1級土木施工管理技士、1級建築施工管理技士の資格を持っています。

「全く同じ現場は一つもありませんから。現場はいつもゼロからのスタート。その場その場で最適の方法を考えて工事を完成まで導くのは大変ですが、そこが仕事の面白さでもあります。そして、やるたびに新しいことが覚えられるし、成長できる仕事です」

そして、職場としての魅力は「アットホームなところ」と言います。「組織規模が程良い大きさなのだと思います。距離感がいいんでしょうね。一人一人とコミュニケーションが取れています。従業員の年齢構成もバランスが取れているから働きやすい。でも、もう少し若い人が入ってくれると嬉しいですね」と、山田さん。どんな人に入って欲しいですか? という問いには「施工管理の仕事をしたことがなくても、興味がある人なら大丈夫です。一つ一つ、私たちが教えていきます」というお答えでした。永井さんはそこにプラスして「仕事を通して社会貢献する、という当社の価値観を共有できる方に来ていただきたい」と言います。

事業活動を通して、顧客に安全と安心を提供する。確かな施工を実施するために、ロボットのような多目的旋削機などの最新設備の導入を積極的に行い、技術者の育成にも熱心に取り組む。社長も従業員も、地域を愛し、この会社のミッションを本当に大切にしているのだな、と取材を通じて“誇り” や“仕事への責任感”を実感でき、良いエネルギーをいただくことができました。

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企業情報

株式会社花和産業

社名 株式会社花和産業
住所 横須賀市野比3-30-26NNビル
電話番号 046-848-5002
事業内容 土木工事、建築工事、法面工事、舗装工事、水道施設工事、ロボットを活用した下水道管渠(きょ)更生工事(オメガライナー工法、SPR工法)
従業員数 20人(2017年9月現在)
ホームページ http://hanawasangyo.co.jp/

プロフィール

花和産業株式会社 代表取締役 永井福男さん

花和産業株式会社
代表取締役

永井福男さん

横須賀生まれ、祖父の代に鹿島組(現・鹿島建設(株))の施工班として創業、父は、東京電力火力発電所、横須賀市久里浜火力発電所建設等に従事。日産建設(株)の新鴨居隧道や西谷幹線シールド工事の蓄積した技術をもとに、昭和47年7月に花和産業を創立。 トンネルやシールド工事を手掛け、神奈川県横須賀土木事務所、横須賀市役所の公共工事他、鉄道関連工事等に携る。機械の稼働性は最大100%、人が持つ可能性は無限大と語り、将来展望「社員100人の企業を創る」と掲げる。

花和産業株式会社 工事主任 山田恭平さん

花和産業株式会社
工事主任

山田恭平さん

三浦市出身、入社13年。現場の施工管理を担当。自らの仕事に対し実直な語り口で「やりがいは、担当案件が竣工した時、発注先より労いの言葉を頂くとき」と言う。新しいクリーンなオフィスで働く効率が上がること。そして、何より横須賀が好きだと語る。

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