社会福祉法人 みなと舎のお仕事

横須賀市の「注目のお仕事」

社会福祉法人 みなと舎

横須賀市芦名2-8-17

社会福祉法人 みなと舎の求人情報

※採用状況により公開されていない場合もあります。ご了承ください

設立のきっかけとなったのは、横須賀市でご家族たちが自らの手で開所した作業所「こどものへや」。

いつも「メンバーさん中心」にと考え、その想いを受け継いで横須賀市初の重症心身障害児者、重度重複障害児者のための施設として「みなと舎」は設立されました。

“メンバーさん”を「さん」付けで呼ぶ理由

みなと舎では利用者の方を“メンバーさん”と呼ぶそうです。 「メンバーさんをお呼びするときは、『○○さん』と呼んでいます。一人ひとりのメンバーさんと社会的な繋がりを掲げてスタッフは働いています。」と飯野さんは語ります。

「“障害者”である前に、“人”ということ。人としての優しさを引き出すメンバーさん達は、凄いと思います。尊敬の意味も込めて『さん』付けなのです。 特別な存在ではなく、同じ生きる人として、当たり前の生活、人生を送っていただく為、私たちは“人生を支援”したいと思っております。」 このような気持ちでメンバーさんと向き合い、笑いあり、涙ありの、にぎやかな生活を送っている法人です。

二人の障害児との出会い

飯野さんと障害児との最初の出会いは家庭教師をしていた学生時代だそうです。 「その子は自閉症で、田んぼが好きで飛び込みに行ってしまったり、水たまりの中にひっくり返ったり、水道を見つければ全部開けてしまったり、また、気に入らないことがあれば人をつねったりする子でした。」飯野さんはお付き合いすることで、彼の心の中の葛藤を全部見せてもらえた感覚になったそう。そして、何も隠さず全てを見せてくれる子に、尊敬や憧れをも抱いたそうです。

もうひとりの障害児との出会いは、児童相談所でした。小柄なお母様と同じくらいの背丈の重度障害のお子様を背負って一歩一歩大変そうに歩いていたのが印象的だったそうです。 そして実習に行った、鎌倉にある重症心身障害児・者の施設に、彼がいたのです。その偶然の再会に、やはりこの道に導かれたのだと感じたそうです。 その法人では15年間勤務し、その後横浜に同じような法人と施設を作って欲しいと依頼を受け、次に横須賀の親御さん達からお声が掛り、今の法人(みなと舎)と通所ゆうを設立に導いたのが始まりです。

命は救えたけど人生は救えましたか?

前職は救命救急の看護師として働いていた田中さん。看護師として悩んでいた時期に飯野さんと出会い、飯野さんの「メンバーさんの人生を支援したい」という言葉に、自身のやりたいことが明確になったそうです。 田中さんは7歳のころに2歳下の弟さんを亡くしたことをきっかけに、医療に携わりたいと思い、救命救急の看護師として働き始めました。 三年間、救命救急センターに勤め、忙しく働いていくうちに、「人を看ているというより臓器を管理している」という感覚に陥ったそうです。そのような悩みをかかえていたところ、大学時代の恩師に「横須賀に『ゆう』という施設があるから行って話を聞いてきてごらん」と紹介され、飯野さんと出会いました。

そして、治療の場ではなく、生活の場での医療という話を聞き、そこで「命は救えたけれど人生は救えたのか?という問いに答えていきたい」という言葉に感銘を受けたそうです。 元々は患者さんに寄り添える看護師になりたいと考えていたので、メンバーさんの人生全体に関わる看護のできる「みなと舎」にお世話になろう!と入職を決意したそうです。

メンバーさんに支えられている勤続15年目になる前田さん。

子育て中に、みなと舎へ入職。 一緒に働いているスタッフには主婦の方が多く、家族の急な体調不良、子供の学校行事など、スタッフ同士でカバーし合いながら働いています。 また、仕事で、リーダーに抜擢された時、正直自分で大丈夫なのか、ほかに適任者がいるのではないかと、不安に押しつぶされそうになったとき、メンバーさんに「どうかな?」「できると思う?」とたずねたことがあったそうです。その時、メンバーさんは笑顔で「大丈夫」と背中を押してくれたような気持ちになったそうです。

「メンバーさんはスタッフに力を与えてくれる存在で、いつもスタッフを笑顔で助けてくれます。メンバーさんは純粋に楽しいから笑う、辛いから辛い表情をするというように、その素直な気持ちがスタッフの心の支えにもなっているのです。 子育ての延長ではないですが、通ずるところもあると思います。実際、現在子育て中の方、子育てを終えた方も活躍しています。 勤務をしながら資格取得をするスタッフも多く、スタッフ同士一緒に成長し、悩みなどを相談しあえる、壁のない良い雰囲気の職場だと思います。」とさわやかな笑顔で語ってくださいました。

田中さんの一日の流れ

  • ライフゆう日勤の場合
  • 09:00 出勤・引継ぎ
  • 10:00~11:30 活動
  • 11:30~13:30 スタッフは交代で昼食・休憩(1時間)
  • 12:30 メンバーさん昼食
  • 14:00~15:00 活動
  • 15:00 メンバーさん着替えなどのケア
  • 17:00 日中の記録
  • 17:30 退勤

 勤務の時間帯は、日勤の他、早番・遅番・夜勤などの勤務体制があります。

前田さんの一日の流れ

  • 09:00 出勤
  • 10:00 メンバーさん通所
  • ~午前中の活動~
  • 12:00 メンバーさん昼食
  • 13:00 スタッフ昼食(入れ替わり)
  • ~午後の活動~
  • 15:30 メンバーさん帰宅
  • 16:00 ミーティング
  • 翌日の準備・事務仕事
  • 17:30 退勤

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求人情報

募集情報

企業情報

社会福祉法人 みなと舎

社名 社会福祉法人 みなと舎
住所 横須賀市芦名2-8-17
電話番号 046-855-3911
事業内容 重症心身障害児者の方々の地域支援を行っています。メンバーさん(利用者さん)の人生に寄り添い、様々な事業展開をしています。
・生活介護事業 ゆう
・相談支援事業 支援センターゆう
・居宅介護、重度訪問介護、移動支援事業 ヘルパーゆう
・共同生活援助事業 ケアホームはなえみ・ケアホームはなあかり
・短期入所事業・日中一時事業 ショートステイゆう
・医療型障害児入所施設・療養介護事業 ライフゆう
・短期入所 ショートステイ・ライフゆう
・放課後等デイサービス ライフゆう学齢デイ
・相談支援事業(計画相談・障害児相談・一般相談支援) 支援センターライフゆう
従業員数 200人(2018年9月現在)
ホームページ http://minato-yuu.or.jp

プロフィール

社会福祉法人 みなと舎 理事長 飯野雄彦さん

社会福祉法人 みなと舎 
理事長

飯野雄彦さん

学生時代に出会った2人の障害者と、奇跡的にその後のお勤め先で再開し「導かれた気がした」と語る理事長の飯野さん。「人生を支援したい」その思いからみなと舎は創られたそうです。その言葉にスタッフは引き寄せられ今のみなと舎があります。

社会福祉法人 みなと舎 主任看護スタッフ 田中有さん

社会福祉法人 みなと舎 
主任看護スタッフ

田中有さん

看護師になって今年で9年目になる田中さん。看護師として、この先どうやっていくか悩んでいた時期に出会った理事長飯野さんの「メンバーさんを中心とした人生支援を行っていきたい。」という言葉に、ご自身も看護という分野で関わっていけたらと思い入職したそうです。

社会福祉法人 みなと舎 主任支援スタッフ 前田智美さん

社会福祉法人 みなと舎 
主任支援スタッフ

前田智美さん

入職にあたり特に資格が必要なく、子育てとの両立に丁度良い時間帯だったということもあり、お母さん友達の紹介で入職したとのこと。「スタッフさんもとっても優しいしメンバーさんも素敵だよ」と紹介者から言われたことが決め手になったそうです。

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